[その他ニュース] Live ShellのUSB無線LANの強化

インターネットライブ「十勇士クラブTV」で最近使い出した「Live Shell」。有線または無線LANに接続して、単体でUstreamへ動画配信ができる優れ物です。十勇士クラブの活動日でいろいろ試しています。

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ビデオカメラのアクセサリーシューへ接続したところ。
親亀の上に子亀状態。

12/15~16に上田市マルチメディア情報センターで開催するクリスマスイベントで、このLive Shellを使ってイベントの様子をライブ配信しようと考えています。
が、実際に情報センター館内をあちこち移動して撮影を試した所、無線LANアクセスポイントから距離が20mほど離れると、無線接続が切れてしまうことがわかりました。
Live Shellの無線LANは、USBポートに小さな子機を差して実現しているのですが、この子機の感度が良くないようです。
(アクセスポイントはNECのAtermで、電波はかなり強力なはずなので)

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子機に刻印されたMacアドレスから調べてみると、どうやら台湾のEdimax社の製品のようです。
(実際にパソコンに接続して、ドライバをダウンロードして試した所、同社の「nLite Wireless USB Adapter」として動かすことができました)。
解決方法として考えられるのは、電波が強い・感度がいいUSBアダプタに交換することですが、残念ながらEdimax社のアダプタは日本では売っていないようです。(アメリカのamazon.comには出ていました)。

経験則として、無線LANアダプタは違うメーカーでも同系統のチップを使っている場合があり、ドライバなどが流用できることがあります。
他社製品でも案外使えるのではないか?と考え、試してみたのがバッファローのスティック型USB子機「WLI-UC-GNHP」。事務局長の斎藤の家でお蔵入りしていた物です。

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長いアンテナが付いた、ハイパワータイプの子機です。
通常はパソコンのUSB端子に差して親機モードにして、携帯ゲーム機などを無線でつないでインターネット接続を共有するのが主目的の製品です。
今回は子機モードにして、一般的なUSB無線LAN子機として使います。
一度他のパソコンに差して、ユーティリティーから子機モードに設定しました。

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Live Shellに差すとこんな感じ。かなり飛び出ます。

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さらにビデオカメラにつないだ図。いきなりサイバー感が増します(^_^)
子機が飛び出る方向が、ちょうどビデオカメラの液晶画面と同じ方向だったのでラッキーでした。

さて、Live Shellの電源を入れてみると...ちゃんとアダプタとして認識してUstreamに接続できました。
センター館内を移動して撮影したところ...おお、バッチリつながるじゃないですか!
アクセスポイントから数十m離れても、壁を1枚隔てたセミナールームに入っても、ちゃんとライブ中継できます(^^)v
やっぱりUSB子機がネックだったんですね。

そんな訳で、Live Shellの無線LAN感度不足に悩んでいる方がいましたら、参考にしてください。
(実際にやる場合は、あくまでも自己責任でお願いします)。

●追記

後で調べた所、LiveShellのオンラインマニュアルに、他のUSB無線LANアダプタへの対応の記述がありました。
http://shelldoc-ja.cerevo.com/troubleshooting/4-2
それによると、PLANEXのアダプタにも正式対応しているようです。例えばこちら。
http://www.planex.co.jp/product/wireless/gw-ushyper300/
正式対応ですし、こちらのアダプタの方がアンテナ部が自由に曲げられるので、使いやすいかもしれません。